火星の月の下で

日記がわり。

○脳は主語が理解できない

人の悪口を言うと、自分自身が傷つく理由。【脳科学】

脳は主語が理解できない

なるほどなぁ、面白かった。
正確には感情として発せられたものが、ということなんだろうな。
その他にもいろいろなことが書かれてあるけど、この「脳は主語が理解できない」というのがなかなか興味深い。
単に処世訓、人生訓としてだけではなく、人間の言語の発達の中で主語の知覚がかなりあとになってから形成された、ということも考えられるのだろうか。
未開部族の言語においては、具体的なこまごましたものにあきれるくらい詳細な名前がつけられるが、それを全体として統括する名前は極端に少ないという。要するに、認識というものは最初は具体的なものから入り、抽象化するのは高度な言語感覚なのだ。
主語というのも、その具体性から抽象化へと至るかなり初期の段階なのだろう。
だから誰にでも理解できるが、誰もが言語以前にもつ感覚ではない、そういったことだろうか。
まあ、ここに書いたことはちょっとしたヨタゴトの域を出ないけど、主語の感覚が先天的にそなわっているものではない、というのは、興味をひく素材でありますな。