火星の月の下で

日記がわり。

▽大手企業凋落の時代?

大手企業が衰退・凋落・崩壊から逃れられない7つの理由
読み物として中々おもしろかったのでリンク。
もっとも個人的見解は微妙に異なっていて「衰退・凋落」はあるかもしれないが崩壊までいくかなぁ、というもの。
個々の企業に関してはここに書かれているような傾向が今後も見られるだろう。
この中ではみずほ銀行の例を挙げて巨大企業が陥ってくる闇のようなものについて書かれていて、私なぞは都銀再編成時代の拓銀の倒壊なんかを連想してしまったわけだが、多くはメガバンクとして合併し生き残ってしまった。
今そのメガバンクすらも崩壊の危機を迎えているのだろうけど、これは、
・十程度のトップ企業、財閥系→少数再編→一強時代
への転換じゃなかろうか、と見えるのだ。
・昭和40年代の七大都市(北九州市の誕生以後)→三大都市圏・・・→東京一強
・・・という日本の都市機能の変遷にも重なって見える。
一強時代の次に何が来るのか、というところまで考えれば「崩壊」かも知れないし「改革」かも知れないが、次のステップはいきなり崩壊ではなく、一強時代になるんじゃないか、というのが私の感覚なので、ここで書かれているように、一気に崩壊へとは(まだ)つながらないのでは、と思う。
「改革」だが、リンク先にも少し出てくるけど、老害企業の中からでは生まれない、これには同感だが、かといってベンチャー企業からも生まれにくいと思う。
根拠として、改革は社会改革をも巻き込まなくては徹底しないので、政治的な行使力も必要になってくるから。
ベンチャーにはそれができない。
内側を変えることはできても、外側を変えることができない、と考えるから。
しかも日本のベンチャーはモラルが低く、一部のブラック系のみがベンチャーたりえている現状を見てると、こいつらはニッチ分野を狙えても改革は無理だろう、と思えてしまうのだ。