火星の月の下で

日記がわり。

○懐かしの中一文庫

関東最大級の古書店「つちうら古書倶楽部」で大興奮
北関東は猿投山だけじゃなかった!・・・ということで、個性的ででっかい古書点があるらしい。
しかし最近東京でさえ出て行くのがおっくうになりつつあるので、茨城なんてもうたぶん一生いけないなぁ、と思いつつ記事を読ませてもらっていると一番最後に「中一文庫」の写真ががが。
これ旺文社から出ていた中学生向け総合月刊誌「中一時代」の付録についていたやつで、該当年代の頃、かなり夢中になって読んでいたような記憶が。
中一時代から高二時代まであって、高三時代に該当するのが受験を視野に入れていたためか「蛍雪時代」という名前だった。
同じ頃「中一コース」〜「高三コース」というのもあって、どちらも購読していたような気がする。
で、この中一文庫。もう懐かしくて涙チョチョ切れ状態ですな。
別冊付録だったこともあってなくなってしまうことが多く、引っ越しの際にはポロポロと落ちていくようになくしてしまったのが今となっては残念至極。
本誌の方は今でも数冊残っているんだが、こういった付録の類はまったく残っていない。
この写真の中に「カブト虫殺人事件」というのがあって、記者の方は「気になるタイトル」と書かれているが、これたぶんヴァン・ダインの『甲虫殺人事件』(The Scarab Murder Case)だよなぁ。。。
「scarab」を日本では初期の頃に「カブト虫」「甲虫」と訳してしまっていた名残で、正確にはスカラベのこと。
ご存じ、ヴァン・ダインの「殺人事件シリーズ」の第五作にあたり、前半の傑作六作のうちの一本。
もう一つ、「日本キモノの謎」ってあるけど、これはエラリー・クイーンの『ニッポン樫鳥の謎』かしらん。でも『ニッポン樫鳥の謎』が「日本キモノの謎」って訳された話は聞いたことがないので、別の作品だろうとは思うものの・・・。
この辺記憶がないので、たぶん私の該当学年のときではなかったと思われる。