火星の月の下で

日記がわり。

英国中世史とヴァイキング史

ヴァイキング時代の北欧の歴史について適当に学ぼうぜ
イングランドの中世史を適当に学ぼうぜ
どちらも掲示板に投下されたとは思えないくらい簡潔にまとまっているな。
史実的にちょっと怪しい、あるいは諸説あるうちでマイナーな学説の方を採っているっぽい箇所があったりとか、若干の粗は見えないでもないけど、そこそこの項目を挙げつつうまくまとめている、というのはなかなか見事。
基本的に知ってることばかりだけど、いざこれをわかりやすく言語化する、というのはまた別の作業、センスで、その意味でなかなかよくできてるんじゃないだろうか。
世界史の基礎常識がわしらの学生時代なんかより格段に広く深くなっている。
わしらの頃の欧州中世史は、
・西ローマの滅亡と民族移動。
フランク王国の分裂と神聖ローマ帝国
・十字軍戦争。(ただし南方だけ)
レコンキスタ
・英仏百年戦争
・英国議会制度と薔薇戦争
叙任権闘争カノッサの屈辱
この辺をサラッとやって、あとは周辺項目。
かけられる時間もそれ以前の古典古代、それ以後の宗教改革に比べるとけっこうな駆け足だったような記憶だ。*1
一応当時使ってた教科書には、東方正教会ヴァイキング史、ハンザ同盟ヴェネツィア、てあたりもかなり記述があったのだけど、そこまで触れている時間的余裕がなかったように思う。
歴史を扱った漫画なんかも昔と違いかなり資料をカッチリ調べ上げたものがでてきているし、その意味で今は良い時代であるな、という感が強い。
当時「神聖ローマ帝国なんてくくりをされてもなぁ、ザクセン朝、シュタウフェン朝とか言ってくれないと」・・・なんてひねくれたことを考えつつ受講していた高校生でした。(笑)

*1:世界史の担当者が東洋史専攻の教諭だったから、というのもあったのかもしれない。良い先生でかなり好きだったんだけどね。