火星の月の下で

日記がわり。

○ロシアにおける仏教の歴史

ヨーロッパと言っていいかどうか微妙な場所であるが、カスピ海西岸にカルムイク共和国というロシア連邦内国家がある。
ここは一応「ヨーロッパ唯一の仏教国」として有名で、モンゴル系オイラト族の流れを汲むカルムイク人が住み、仏教が信奉されている。
ただし、モンゴル経由ということもあり、日本の北伝仏教(大乗仏教)や東南アジアの南伝仏教上座部仏教)と違い、チベット仏教ラマ教)である。
ロシアの仏教、10の事実
ロシアnowにそのへんのことが少し載っていたのでリンク。
仏教国と長く国境を接してきたわりに、仏教伝来はようやく17世紀に、主にモンゴル系の人々の流入、あるいは併合によってなされていった。
「ヨーロッパ唯一の仏教国」をご存じですか?
ここを見ると「ヨーロッパ唯一の仏教国」という名のみ有名であるカルムイク共和国の動画なんかも貼られていて、良い情報の補填になる。
ロシアと宗教の関連というと、ソビエト共産主義東方教会、あるいはイスラム教の問題なんかがよく知られているけど、仏教の問題(ロシアではかなりの貧困地域)も知っておくべきだろう。