火星の月の下で

日記がわり。

○パチンコ衰退中?

パチンコ業界、冬の時代の到来か

公益財団法人日本生産性本部レジャー白書』によると2013年のパチンコの市場規模は約18兆8,000億円。
1995年まで30兆円規模の市場が約60%にまで縮小している。
また遊戯する人口も970万人で95年の約3分の1にまで減少している。

パチンコに限らず娯楽産業は少子化と不況の影響をモロにかぶるでしょ。
さらに加えてパチンコ産業の問題点。Z問題、不正送金、三店方式・・・このあたりの限りなく黒に近い灰色、というかほとんど違法性。
そして行かない人にとっては見落としがちだけど、健康被害

一方でパチンコのホールは、タバコを吸いながら行うことが楽しみの1つとも言われている。
しかし業界関係者には耳の痛い話であるが、現在は禁煙や分煙する対策を業界の各社は行っているものの、「パチンコ=健康」という図式は残念ながら程遠い。
日本たばこ産業(株)のデータで喫煙率が1965年は男性82.3%女性15.7%であったのが2014年には男性30.3%女性9.8%と減少しタバコ離れが進んでいることを示している。
タバコの喫煙率の激減もパチンコのホールへ行かない原因の1つではないだろうか。

政治思想、ギャンブル性、少子化を抜きにしても、あの環境はとんでもなく悪い。ほとんど有毒空間と言ってもいいくらいだ。
あのタバコの煙と騒音は、依存症の人間を除けば生理的に近付きたくなくなるのではないか。
ほとんど行ったことがないというのもあるけど、パチンコと聞いて最初に連想するのは『釘師サブやん』と『パチンカー人別帳』・・・マンガで描かれていたこういう世界はすごく魅力的だった。
『サブやん』の方にはさりげなく、パチンコと釘師の歴史なんかも織り込まれていてマニア心をくすぐってくれる側面もあった。
今ならあんな題材が少年週刊誌に載ったりしたら非難囂々だろうけど。
マンガで描かれているパチプロはアウトローで影があって、無性にカッコよく描かれていた。
今の麻雀漫画(『咲』を除く)のアウトロー達に近いものがあるかな。
もちろん現実は中毒者の巣窟なんで、フィクション特有の面白さではあったが。
利用しない人間にとって苦痛なのは、あの騒音と景観の破壊。
その意味では、もっと縮小していってほしいものでありますな。