火星の月の下で

日記がわり。

電王戦、角不成を認識できず

「将棋電王戦FINAL」 第2局、『Selene(COM)』が“角不成”に対応できずまさかの反則負け
がっちょーん、こんなおもろいことが起こってたのか、実況見ときゃよかった。(涙)
あとで棋譜を見たんだけど、終盤にきてのあの異様さ・・・。
ただこれ、専門筋の評価とか読んでると、この角不成をやらなくても永瀬六段がほとんど勝勢だったみたいなので、それで仕掛けたということのようだ。
コンピューター側(このソフトに限らす)はバグというか欠陥を教えてくれた永瀬六段に感謝するよーに。
「不成」、特に角不成と飛不成は、打ち歩詰回避の詰め将棋にはよくでてくる手順なので、多少なりとも将棋をかじった人ならたいてい知っている手法というか展開なのだが、いろいろと読んでみると、開発者側もその展開手法は知ってはいたけど強さ追求のためにあえて捨てたらしい・・・ほんとかなぁ。
プロの対局における角不成の有名な例としては、谷川さんがまだ名人だった頃、対大山十五世戦での角不成があまりに有名。
よって過去棋譜のインプットを中心にやっているソフトは当然知っているはずなので、たしかにあえてそこの解析を外して強さに特化させようとした・・・というのはあるのかも知れない。
しかし実況で見たかったなぁ、返す返すも残念である。