火星の月の下で

日記がわり。

◎声優の技能履修アニメも見たい

今や毎期必ずと言っていいくらい声優アニメがあるけど、だいたいプロになってからのアフレコの話とか人間関係の話ばっかり。
まぁ需要があるんだろうし、作り易いっていう側面もあるんだろうけど、狭い世界の限られた情報だけで作ってる印象があるのでいくつか見るともうお腹いっぱい状態。
声優さんの数だけ作れそうなので今後も続くかなぁ、といったところだけど、個人的には「言語学的」なものが見たい、という甚だ非現実的な願望にみたされことがある。
以下、採算の絶対とれない妄想なので、社会体制が変わるくらいの変動でもないとまずありえないことをことわった上で、与太話としてつらつら書いていく。
・音声学的声優ものが見たい。
つまり、ここの音素をどう発声し、破裂音とか摩擦音とかの舌調整の変動、それによる口蓋音響の変異を断面図つきで解説、発声。
さらに、律、韻、アクセントの種別等の違いの解説。
特にアクセントはストレスアクセントの打音的変動、関東人が苦手とされるピッチアクセントの高低調、移行調(ピッチの位置が単音→複音で変化するやつね)の発声。
あるいは母音の広がりと狭さの表現等。
言語学的声優ものが見たい。
助詞の変化により音素が引っ張られる様子を、日本語の枠内でいいので、解説。
これは舌よりも喉頭の断面図つきで。
また、日本語にはあまり見られないけど、法(法律とかルールのことじゃないので念のため)の変化による母音の変動、あるいは影響等を各種舌音の位置とともに解説。あるいはそれによる表現の幅とか失敗談とか。
・非言語音の発声における、オノマトペ的変動。
こんなのを口蓋から咽頭にかけての断面図やら動画やらで見たい。
ついでに「Engrish」なんて嘲弄しているメリケンどもがいかにまともにEnglishが発音できていないか、等との対比もこめて。
もちろん「発声」のプロである声優による微細な変化をみてみたいと思うからであって「できないだろ?」・・・みたいな悪意有る意図ではないことを付け加えておく。
現実にこの細かな言語学的、あるいは音声学的表現・発声を適切にこなしている声優さんも数多くいるし、その辺の調音の仕組みとか意識とかも含めてやってみてほしいのだ。
アナウンサーや舞台俳優によるものは数こそ少ないもののいくつか見たことはあるが、アニメ声優のものは寡聞にして知らない。
どこかの専門施設や研究所用に作られているんじゃないかなぁ、なんて気も強くするのだが。
いくつか履修教材は見たことがあるのだが、そういったものは皆無だったので。