火星の月の下で

日記がわり。

○外国人専用ラウンジという、けっこう危険な作戦

「爆買い」効果で広がる“日本人お断り” 居酒屋、百貨店、カプセルホテル…

訪日外国人による国内消費の高まりを受け、飲食店や商業施設の利用客を原則外国人に限定する“日本人お断り”の動きが広がっている。

・・・ということで読み進めていったが、結果的に日本人お断りになってしまった、ということなので、記事タイトルから連想する、普通の店に日本人が入ろうとして断られた、とかってのではないようだ。
結果としてそうなってしまうたせろうし、日本人の入店はまず不可能だろうけど、せっきょてきにお断り、というのとではイメージが違う。
そこでどういうところがやってるのか、というのがあげられていて、

外食チェーン大手、ワタミは今月1日、子会社が手掛ける和食店「銀政−GINMASA」を東京・六本木に開店した。
中国や台湾、ベトナムなど団体客を対象にした完全予約制の外国人専用レストランだ。
店内では、法被の貸し出しや駄菓子のつかみ取りなどを行い日本文化を発信する。
広報担当者は「外国人の多い観光地などで展開につなげたい」と話した。

ワタミがこういう戦略に出るのは仕方ないかな・・・日本人にとって「ワタミ」という名前はもはやブラック企業の代名詞で、そこに入店することが従業員を苦しめることになる、というイメージを多くの人が持ってしまっているだろうから。
私は外で居酒屋に入る、なんてことは滅多にないので、事件が発覚する前からまったく利用はしていなかったが。
さて、ひっかかったのが、もう一つ。

百貨店にも、外国人専用のサロンやラウンジの登場が目立つ。
近鉄百貨店は4月、「あべのハルカス」(大阪市)に入る本店に専用サロンを開設し、手荷物預かりや売り場案内などのサービスを充実させた。
三越銀座店(東京都中央区)は来年2月上旬、専用ラウンジの開設を進めており、一定額以上の買い物をした外国人客に飲み物の無料提供などを行う。

問題はここ。
ハルカスと三越が「専用ラウンジ」を始めた、ということだが、これってかなり危険な賭けなのではなかろうか。
今の「爆買い」って誰がどう見てもブーム。
少なくともブランドのように永続するものでもなく、へたすりゃ米中の今後如何では来年早々にも終わる可能性さえある。実際はもう少しあとだとは思うけど。
そのブームが終わった時に日本人しかいないところで、日本人が「中国人専用ラウンジを作ってたところ」という記憶が残ってしまうのではなかろうか。
温泉地なんかでも、不衛生な人種が来た、という情報が流れると、日本人はまずいかなくなる、というような話もチラホラ聞こえるし、へたをうつと長引きかねないと思うのだが。
短期的には成功すると思うよ。
でも中長期的にはかなり危険な賭けに出ている感じなのだが・・・。
近鉄は昔からこの辺の危機管理にとろいところがあるからなぁ・・・かなり心配なところ。