火星の月の下で

日記がわり。

船江恒平五段の中級講座が面白い

囲碁将棋チャンネルでやってる将棋講座、時間のあるときは極力見るようにしているんだが、今期の「船江恒平の「一手勝ちを目指そう」(中級)」がすごく面白い。
中級講座というのは講師の棋士の方々もそれなりに工夫を凝らしてくれていて、知っている手筋でも楽しく見られるようになっているし、時にはとても細かな変化をいろんなヴァリエーションで見せてくれたりでためになることが多く、銀河戦、めざせプロ棋士、注目の一局、とともに大好きな番組の一つなのだが、今期の船江五段の講座はその中でもすごく視覚的でわかりやすく、面白い。
視覚的、と感じたのは、手の数や変化を数値化して、どこまで届くのか、届かないのか、が明瞭にわかるような構成になっている。もちろん終盤定跡と言ってもいい有名なものもいくつかあったが、そういったものでさえワタクシのようなヘッポコアマだとその場その場で考えてしまうことが多く、なかなか直感というか、反射的に出てこないものだ。
そんな中にあって、手数の数え方、あるいは玉への距離感覚などは、終盤ギリギリのときの視点の養成という点でたいへんわかりやすく有益で、しかも面白い。
特にこの距離感というやつはなかなか難しく個別性が高いこともあって、中級の書籍なんかでも触れられているものが少ないので、直感的にわかるように見せてくれているのはありがたい。
講座というと、過去に中村修九段の「受け方講座」がたいへん面白くタメになった記憶があるのだが、今期の船江五段の講座はそれに比肩する面白さ、楽しさである。
あ、面白さという点では窪田六段の振り飛車講座が今のところダントツかなぁ。(笑)