火星の月の下で

日記がわり。

○『真田丸』第一話「船出」

真田丸』第一話「船出」を視聴。めちゃくちゃおもろいな、これ。
平清盛』とはまったく違うベクトルで面白い。
特に、真田昌幸のキャラクターというか人物造形が素晴らしすぎる。
第一話の出だしの面白さとしては、近年の中でも最高なんじゃなかろうか。
武田勝頼の滅亡前後からお話が始まるのだけど、新府城を巡っての昌幸の言動が面白すぎる。
・人質として新府にいる妻、母、娘(信繁から見て姉)が不安になる場面。
織田信長の軍勢が迫ってきているため、不安を隠しきれない女衆。
彼女らに向かって昌幸の強い言葉
「この昌幸がいる限り、武田は滅ばぬ」
場面がすぐに変って、息子二人との暗闇での会合。
「武田は滅びるな」ズコーーーーーーン
・勝頼の軍議の場。
穴山梅雪が寝返ったあと、勝頼を元気づけるべく言い放つ。
「浅間の山が火でも噴化ぬ限り、武田のお家は安泰でござります」
場面が急転して、浅間山、48年ぶりに噴火。(笑)
信繁が「火山なんだから、火も噴きますわな」と言って慰め。
二連発で笑い転げてしまった。
新府城を捨てる。
わしが作った天下の名城じゃ。
次の場面で昌幸「新府城を捨てる」
信之「ここは天下の名城とおっしゃったではありませんか」
昌幸「誰が言ったんだ」
この新府を捨てるまでの経緯、やりとりが死ぬほど面白かった。
大河でこんなギャグというか、コメディ展開やっていいんかい、と思えるくらい。
そいでまた、昌幸役の草刈正雄さんが渋くて良い味出してんですわ。
あの天下無類の二枚目だった草刈さんがこんな渋い役をやってくれるとは。
去年の大河があまりに酷かったのでそうとう期待はしていたんだけど、予想以上の面白さ。
うん、毎週見よう。(^_^)