火星の月の下で

日記がわり。

○ラグビー人気も一過性か・・・

昨年末、花園に高校ラグビーの観戦に行っていて驚いた。
ものすごい人出で、花園の1、2回戦であんなに観客がいたのってちょっと記憶にない。
スクールウォーズがヒットした翌年に、心持ち増えたかな、という程度の人出だったことはあるけど、今回のはちょっと別格というか、高校ラグビーでなんでこんな人出になるんだ、と思えるくらいの観客だった。
とはいっても甲子園大会で地元が残ったときの決勝に比べるとまだまだだし(そもそも容れ物の大きさが違うし)あくまで「高校ラグビーの範囲内で」ということではあるんだけど、ものすごい人出と言っていいかと思う。
残念ながら、私が応援していた天理と関西学院がベスト8で消えてしまったのでその後は行ってないけど、D氏の話によると、大阪ではスーパーで買物しているおばちゃんまで少し話題にあげていたので、ワールドカップの影響、もっと言うとあの南アフリカ戦の衝撃と五郎丸人気の凄さがうかがえるところだったりする。
ラグビーが注目を集め、人気が出てくるというのは、それ自体は嬉しいことだけど、たぶん一過性なんだろうなぁ、という悲しい予感もあったりもする。
協会は営業努力とかすこぶる苦手っぽいしなぁ・・・。
大会としては、正直去年の方が面白かった。
なんといっても御所実業の竹山くん(現在帝京大)という天才プレイヤーが縦横無尽に駆け回っていたし、あの慶應戦のラストの劇的な逆転なんか、今でも瞼の裏に蘇ってくることがある。
そしてその御所実高をはるかに上回るパワーと組織性で快進撃を続けた、優勝校東福岡と仰星の猛威。
今年の大会もそれなりに面白いけど、やはり去年の面白さに比べると少し下かな、という思い。
そういう意味で、やっぱりワールドカップの影響なんだろうなぁ、と思ってしまう、つうかたぶん誰が考えてもそうなるだろうけど。
ただ7日にやったU-18東西対抗戦は見に行けば良かったな、とチャンネルスポーツをみながら少し後悔したところで、合同チームでの東西大会に関しては、実にひたむきな印象を残してくれるから。、
技術的には、全国ベスト8に残ったチームに比べるとまだまだってところはあるし、急造チームなのでハンドリングエラーも多かったけど、皆ラグビーが好きで、ひたむきで、というのが画面を通じて伝わってくる。
解説の人も言ってたけど、このあと大学の強豪チームに進学する人もいれば、難関国立大学を目指している高校生ラガーメンもいたり、あるいはこれが最後の公式戦で、高校卒業後は別の人生を歩むことになるらしいのもいたりで、まさに青春の輝きを見せてくれたようだった。
まぁ、そういう風に見てしまうのも、おっさん、じいさんの勝手なノスタルジアではあるんだけど、テレビを見ていてそう思ってしまうくらいはいいかな。