火星の月の下で

日記がわり。

都成新四段の誕生

新四段誕生のお知らせ(これは逆リンされても別に弊害はなさそうなので)

2月21日(日)に行われました第58回奨励会三段リーグ戦(2015年10月〜2016年3月)関西例会15、16回戦で、都成竜馬三段が2連勝し、通算14勝2敗となり、最終日を待たずに四段昇段を決めました。
四段昇段日は2016年4月1日付となります。

長かったなぁ・・・。
三段リーグに17期、ということは八年半もいたことになるのか。
たしかに三段リーグに参加されたときは十代だったようなので、谷川十七世唯一の弟子ということもあって、かなりワクワクしてたんだけど、けっこうな年月がかかってしまったようだ。
しかし、大器晩成ということもあるので、今後の活躍を大いに期待している棋士でもある。
一昨年の宮本三段(現四段)とともに、長らく「実力は既にB級以上なのになぜか昇段できない」会員、というときによく名前があがっていたので、実力はそうとうあると思われる。
実際、2013年の新人王戦で史上初の奨励会員としての優勝も達成しているし、是非プロ棋界でも活躍してほしいものでありますな。
棋譜自体は、その新人王を取ったときに羽生名人と対戦した記念対局(新人王は時の名人と記念対局ができる。もちろん平手で)くらいしか見てないのだけど*1居飛車党ってことでいいのかな。
以前、谷川十七世が弟子をとられた、と聞いたときには振り飛車党らしい、とは聞いてたんだけど、ヴァリエーションが増えていったということなのだろう、とにかくもうすぐしたら夕刊に新四段の昇段棋譜が載るだろうし、順位戦でも見ることができるようになるだろうから、楽しみに待っていよう。
最終日を待たずして決定したので、もう一人の昇段者はまだ不明。
もう一人の「実力はB級以上なのになぜか昇段できない」会員と噂される大橋三段も、ギリギリ昇段戦線に残っている。
他力の上に可能性はかなり低いだろうけど、こちらも早くプロ四段になって、順位戦棋譜が見たい一人でありますな。

*1:NHKの小学生将棋名人戦で優勝したことがあるので、その時見てるはずなんだが、記憶がさっぱりない。ちなみにその時の決勝の相手が、中村太地現六段。