火星の月の下で

日記がわり。

○今は簡単になれると思うけどなぁ・・・

「【創作マンガ】マンガ家に憧れた少女は絵を描いた。そしてある世界を知り、稼いだ。いっぱい稼いだ。でも彼女はマンガ家になれなかった。なぜ?」(togetter:983280)
昔は漫画雑誌の絶対数も少なくて、今みたいにどの雑誌でも新人賞を設けてたり新人募集してたり、ってことがなかったので、年寄りの目からは「今だと簡単になれるんじゃないの?」・・・なんて思ってしまうのだが。ここでいう昔って、60年代後半の頃だけどね。
もう商業誌で漫画を描くのを止めてしまった80年代に既に、同人誌の青田刈りみたいなものにひっかかって「うちでやりませんか」って連絡してきたところがあって、正直かなり驚いたことがあったけど、80年代の段階で既に需要過剰?・・・と思ってたりもした。
結果的に断ったけど、少し心が動いたのも事実で、今だともっとそういうのが多いんじゃないかな、さすがにわたしの歳ではもうまずないはずではあるけど。
もちろんここでいう「なれる」というのは「商業誌に一度でも掲載されて原稿料がもらえる」という低いレベルの話なので、少年週刊誌で連載を持てるレベルにまで引き上げてしまうと、今でもそうとうな難易度だろうとは思うけど。
あと、漫画の絵のうまいへたって、デッサン力や写実力のことじゃないよね、勘違いしている人多いけど。
もちろんデッサン力や写実力があれば大きな力になるけど、決定要因とまではいかないんだよなぁ、残念なことに。