火星の月の下で

日記がわり。

奨学金制度

奨学金「出世払い」検討を…首相が指示、就職後に一定年収になったら返済」
(ps://news.livedoor.com/article/detail/21923839/)

卒業後、一定の年収を超えたら、所得に応じた額を給与天引きで分割納付する仕組みだ。

いろんなところでつっこみがあったようだけど、確かに「一定の年収を超え」られなかったらどうするんでしょうね。
えげつない借金苦が待ってる、とかかな。
一定収入に達しないからチャラで、みたいなことにはならないと思うので。

儂らが学生だった頃、というのは今から半世紀くらい昔なんだが、
「貧しいから大学に行けない」
という高校生、受験生に対して
奨学金制度があるんだから、貧しいというのを言い訳にするな」
みたいな反論があって、当時は奨学金制度についてあんまり詳しく知らなかったため、なるほどなぁ、と思ってしまった時期があった。
うちは幸いにも奨学金を利用しないと進学できない、とかではなかったけど、後に「体のいい借金制度だ」と知って、騙されたような気分になった。
「奨学」金っていうのなら、返還を求めたらいかんよな。

その返還をするために、二十代の貴重な時間を縛られてしまうわけなので、聞こえは良いけど奴隷制度の亜種にも見えてくる。
奨学金」と言う思想は立派だけど、ただの借金制度になっているとしたら、悪魔の制度と言わざるをえない。