火星の月の下で

日記がわり。

昔の模型

模型好きの友人なんかの、ガンプラとか呉の大和の話とか聞いていると、大昔夢中になったプラスティック模型、所謂プラモのことを思い出してしまう。
子供としてはかなりの数を所有していたはずなんだけど、度重なる引越しで、まったく残っていない。
処分していった頃は、まぁ、そんなもんか、と思ってたけど、こうして年月が経つと、相当もったいなかったような気がする。金銭的価値という意味あいではなく、思い出の価値としてね。
1960年代のプラモとして、人気があり、自分もはまっていたのが、サンダーバード
とりわけ2号は人気があって、縮尺の違うものをいくつも集めていた。たぶん10数機は持っていたはずである。
次に夢中だったのが、5号を含む宇宙基地セットで、地球儀みたいな仕様で5号が固定され、そこに3号が入港したりできるようになっていた。
ただし、基地ものは高かったので、こっちは1基持つのがせいぜいだった。
サンダーバード基地、なんてのもあったけど、こっちはそれほど引かれなかった。
サンダーバードと平行して、というかちょっと後くらいから夢中だったのが、怪獣模型。
こっちは、モーター内蔵で動けるかどうか、というのがかなり重要で、当然モーター内蔵は値段もはる上に、組み立ても難しかったため、小遣いをためて買うときには、かなりドキドキしたものだった。
怪獣ものに関しては、映像として見ている分には、四足歩行のトカゲ型がけっこう好みだったけど、プラモで購入するときとかは、モーターによる可動を考えて、2足歩行ものを多く買っていたような気がする。
ガメラペギラ、バルゴン、バラゴン、ネロンガ等々。
この中では、地底怪獣パラゴンにけっこう思い入れがあって、最初のバラゴンは、たしか親戚の人に買ってもらったため、けっこう高価でデカいものだった。モーターやギア、配線等もけっこう複雑で、悪戦苦闘したのを覚えている。
それだけに、完成してゆっくりと動き出したときはとても嬉しかった。
遊んでいるうちに、耳がとれてしまい、とっても悲しい気持ちになったことも、かなり明瞭に覚えている。
「形あるものはいつかは壊れる」・・・こんなことを教わったのも、この頃だったような記憶がある。
その後、自分で絵を描く楽しさを覚えてしまったこともあって、引越しの際にどんどん減っていくのにも頓着しなくなってしまったようだ。
返す返すも残念に思う。