火星の月の下で

日記がわり。

宮田五段と里見1級

将棋連盟の報道によると、宮田五段が長期休場するらしい
順位戦C級1組所属棋士ながら、3段リーグ当時から「スーパーあつし君」の異名を持つほど終盤の見え方が鋭く強く、4段になった頃は誰言うともなく、「終盤では間違いなくトップ3に入る」とまで言われていた逸材である。
渡辺竜王、松尾五段とともに、所司門下の天才3羽カラスでもあり、才能だけで言うなら、渡辺、山崎、糸谷らとともにポスト羽生世代の最有力候補であったし、当然、将来A級8段、タイトルなんかにもからんでくる棋士と見られていた。
今期順位戦では夏まで少し参加しただけで、その後不戦敗が続き、そして今回の長期休養となったわけである。そういえば先のNHK杯でもやけに早い投了がネットでも少し話題になっていた。
まだ25歳だというのに、そんなにからだが悪いのだけろうか。
2○ゃんねるの書き込みによると「癌らしい」というのもあった。まぁ、2○ゃんねるなんで噂の域を出ないけれど、心配なところである。
20代で病魔に犯される、というと、どうしてもあの村山聖八段を思い出してしまうところだ。どうか命にかかわるような大病でないことを、そして少々時間がかかってもいいから、健康なからだで復帰してくれることを祈るのみである。
そういや有森七段も長期休場が続いている。こちらもどうなっているのだろうか。
こういった盛りの時期に病魔に倒れ、一時中断してしまうのは、悲しいことですなぁ。2人ともがんばってください。
一方で、女流棋士の方レディスオープン三番勝負の第1局で、出雲の中学生・里見1級14歳が矢内女流名人を降した。連盟のHPだけではなく、産経の方の記事にも載っていた。
連盟のHPで見たとき、制服姿で映ってたので、「うわ、制服で指してたのか」と吃驚したが、こうして一般の新聞のサイトで見ると、そんなに違和感わかないね。いや、普通は逆なのかな?
一般棋界でも十代の棋士がタイトルホルダーに勝ってしまう、っていうのもときどきあるが、女流とは言え、やはり中学生が勝っちゃった、っていうのは、ちょっと吃驚ですな。
一般棋界だとどのくらいの水準になるんだろう?
三段リーグまでは届かないと思うけど、初段か2段くらいまでは来そうな感じですな。