火星の月の下で

日記がわり。

餌動物チップス 〜その3 ミミズ

ツリミミズ、シマミミズの類は、初期投資でちょっとかかるが、それが済めばあとはもう楽チンの一語で、ミミズ土といわれる園芸土も取れるし、うまく買い手を見つければ(実はこれが一番難しいが)けっこうな副業にもなるし、いいことずくめみたいなんだが、ほとんどのミミズ喰い爬虫類や大半の両生類では有毒になるとかで使えないらしい。
らしい、というのは試したことがないからで、フトミミズに比べて入手がめんどいので、したことがない。
ただ、このツリミミズ科に関しては、そのミミズ土が環境面から非常に注目されているということもあって、もう70年代くらいから飼育用のミミズコンポスト、てのが売られているし、いろんな飼育体験もネット、書籍、いろんなところで読めるので、ミミズコンポスト、もしくはミミズ箱、コンポストでググってみること。
今回、ここではフトミミズについて簡単に書く。
ただし、地域性とか面倒な要素が多いので自己責任で。
あたりまえだけど、失敗して悲惨なことになっても、当方は感知しません。
☆フトミミズ
蛾と同じく1年生なので、永代繁殖というより、次々に世代をとっていく、というほうが適切かな。
・容器。
魚河岸とか魚屋なんかで使ってる蓋つきの発泡スチロール箱が最適。
これの30cm以上のもの、できれば45cm以上を入手して使いたいが、なければ衣装ケースで代用もできる。ただし、脱走には注意。
パーム椰子の繊維と、ピートモスを1対2くらいでまぜて1/2くらいまで入れて、霧吹きでしめらせる。
・餌。
餌は牛糞、馬糞などが良いが、都市部では調達が難しいだろうし、個人宅では臭気でダメだろうが、環境的に可能であればこれを使う。ただし肥料用として売られている牛糞は、薬物が入っているからか、まず使えない。
したがってないときは、水に浸してやわらかくなった落葉や、バナナ皮、小松菜、大根の葉、白菜等を細かく切って水でふやけさせてから使う。
面倒だが、少量ずつ減り具合を見てやる。
種類によって、食性が違うことがしばしばなので、どれを食うか見定めること。
・やり方。
ピートの上にまき、その上に湿らせた新聞紙をかぶせておく。
ただしこれはキープ方法で、繁殖まで視野に入れるのなら、庭を使ったほうが良い。
・庭を使った飼育。
庭に葉ものを植えて、その土にフトミミズを放つのである。
そして土表面を藁で遮光してやると、けっこう増える。
冬の寒さ到来時期にもよるが、少し肌寒くなりかけた頃に掘り出して、最終産卵前のミミズをつかまえて、ミミズ箱に移し、そこで産卵させて冬に備える、というのが、実は一番簡単。
ミミズの場合、季節によってかなり違うので、今のは西日本型。東日本、北日本では、けっこうな出費になるかもしれないので、その覚悟はしておいたほうがいいと思う。
最近は、釣具屋で市販されてるらしいから、それでも代用がきくのかな?
試したことがないのでわからんが、カンタロウミミズというやつは、フトミミズらしい。最後に伝聞情報ですまん。(^_^;