火星の月の下で

日記がわり。

▽国内市場だけでいいと思うんだが

扁桃腺炎で咽喉が痛い。
風邪っぽいんだが、熱はそれほどあるわけでもなく、鼻水はよく出るがくしゃみとか寒気とはそれほどない。
ただ咽喉が痛い。鏡でみると、扁桃腺が真っ赤に腫れてるから、たぶん扁桃腺炎だろう。
ということで、つらくて仕方がないので、飲み薬とかを買ってきて服用してるんだが、どうも効いてる気がせんなぁ・・・。
ということで、更新意欲が激しく減退しているので、ニュースにコメントだけつけてお茶を濁しておく。
日本のアニメが世界に「売れない」ITMediaの記事。
ほぼ更新時に見てたら、ニュー速板やら痛いニュースさんやらにも取り上げていたみたいで、注目をあびていたようである。
この手のニュースが来るといつも思うんだが、なんで海外で売らんといかんのか、という気が非常に強くする。
今日の日本アニメは、日本というガラパゴス的土壌の中で発展したからこそ、個性ある優れたものになったわけで、グローバリズムを獲得しようとして進化した結果なんかでは断じてない。
もちろん、世間の景気とか、発表メディアの状況とかによって波はあるだろうけど、大まかな流れとしては、確実に進化していると思う。
一応『鉄腕アトム』の第1回放送を楽しみにして待っていた世代で、その後、モノクロ時代、『ジャングル大帝』によるカラー登場、『ヤマト』『ガンダム』『うる星』というマニア向け作品による多様化、『セーラームーン』『エヴァ』という文化現象にまで昇華してきた経緯を体感的に見てきたものとしては、進化している、という実感はかなりはっきりとある。
絵ひとつとっても、10年で、OVAクラスがテレビアニメになってしまうのだ。
下請けの問題とか、外注とか、中間搾取とかの深刻な問題は数多くあれど、技術的には間違いなく進化している。
それらはなにもグローバル化を目指した結果だからではない。漫画、アニメそれ自体に力があったから、魅力があったからだと思う。
その魅力は、当然、それを享受する、電波の届く地域に住んでいて、日本語を解する人々の間で培われ、受け入れられ、鍛えられてきたものであって、決してグローバル化によるものじゃない。
「最近のアニメが面白くない」という人はけっこう居るが、それはアニメが面白くなくなったのではなく、その人の脳が単に硬化して、自分の幼年期に夢中になってものしか受け入れられなくなっているだけの話で、30年、40年と見てくれば、その進化は歴然としている。
ワタクシはむしろ変に国外で売れることなんか考えずに、日本語市場に受け入れられる秀作を作り続けていってほしいと思う。
もちろん海外での盗作、違法コピー、といった問題を常に監視する組織の必要性とか、制作における中間搾取の問題、あるいは発表メディアのこれからの激変等、その背景にある、なまぐさい問題は避けて通れないし、とっても重要ではある、とは思うものの、まず国内で受け入れられるものを、という姿勢は大事にしてほしいと思うのだ。
さらに加えて言うと、安易に隣の反日国家の人間が描いたようなものを国内で消化してほしくない。
もちろん過去には、アメコミの翻案とか、ハリウッドの翻案といっケースも多々あったけど、あきらかに違法コピーを目的として進入してくる連中の作品は取り上げないでほしいんだけどなぁ・・・。
体調不調につき、ぜんぜん検証してないけど、まぁ、日記なんで、これで一応アップしておく。
・・寝よう。