火星の月の下で

日記がわり。

名人戦第4局・・・またもや後手番の勝ち

郷田が大激戦制しタイ 名人戦第4局
まさかまさかの、後手番4連勝。いやー、今期の名人戦は本当に面白い。
第3局が終わったときも指摘しておいたんだが、ここまで、第1局後手番・羽生、第2局後手番・郷田、第3局後手番・羽生、そして第4局も後手番の郷田が制した。
将棋名人戦七番勝負、前半戦を振り返って・・・メディア側でもそろそろこのことに気づき始めたようで、第4局対局前の展望として載せ始めている。
後手番4連勝、というのも非常に興味を弾く結果になっているんだが、それ以上に内容。
あの第2局の終盤、詰むや詰まざるやの熱闘の印象がかなり頭に残っているが、第1、3、4局も、終盤で逆転があり、予想外の一手が出て勝敗を分けたり、しかもその逆転がかなり劇的で、棋譜を並べていると「ほえー」と感嘆することしきりである。初日から、封じ手のあたりまでは、かなり平凡な感じだったんだけど、二日目に入ってからの戦いがすばらしく、78手目の7七馬には、ちょっとしびれるものがあった。
昨年の竜王戦もなかなかの名勝負だったけど、全部が、というのではなく、キーポイントになる第4局、第7局での印象が強かった。
ところが今期名人戦は、いまのところ全4局がすばらしい名局で、並べていると時間を忘れてしまう。こんなに面白い名人戦って久しぶりだ。