火星の月の下で

日記がわり。

○古譚ラーメン

所用で大阪キタへ出たついでに、ホワイティまで足をのばして、古譚でラーメンを食す。
ここはコラーゲンたっぷりのスープを売りにしているが、私は卵を練りこんだ麺も好きだ。
大阪の、平均的だがグレードの高いラーメン、という印象で、スープとのバランスも良いし、大阪での好きなラーメンの一つ。
実はこの店を教えてもらったのは、まだ東京にいた頃で、大阪出身の友人に、天一や、心斎橋の台湾ラーメンなんかと一緒に教えてもらったもの・・・だから、たぶん80年代の前半か、70年代の末・・・だろうと思う。
天一の方は、その後店舗ごと、改築ごとでかなり味が違うのがかわかってきて、手放しでうまい、とは言い切れなくなったけど、古譚は他店舗をそれほど知らないこともあって、いつも安心して食べられる。
東京の麺類がクソまずい、家畜かなんかの餌みたいに感じたことも昔はあったが、最近はそれほどひどくはないと思う。
ただ、マスコミなんかに載って、東京がラーメンの本場みたいに宣伝され、それに洗脳されている人が多いのをみると、日本人の味覚文化もけっこうさがってきたなぁ、と思うことしきり。
ラーメンなんかは、かなりましになってきたとは思うものの、まだまだ素材を生かす調理方法という観点では、名古屋以東では少しまし、といったレベル。
京都なんかも昔は薄味の上品なラーメンが多かったのに、今では天一に代表される、コテコテ系のラーメンが多くなってしまったように感じる。
もっとも基本的にはラーメンは高級料理ではないし、庶民の味だから、下品でコテコテ、というのも悪くはないし、東京時代はそれなりに食ってはいたんだが(ただ東京はそれしかないんだよなぁ・・・、うす味だと極端に味が落ちるし)、ヴァリエーションの豊富な大阪ラーメンを食べているときは、こういう、通でないとわからないようなラーメンを食べるのも良いもんである。というか、ここの味がちゃんとわかるかどうか、が、ラーメン通の試金石だ、くらいに思っているくらいだ。
ところで、和歌山ラーメンなんだが、どうも今までいった店でうまい、と感じたところがない。
東京時代のように情報誌とかを調べて、とかっていうのではなく、たまたま目についたところに入ってるからかもしれんが、うまい和歌山ラーメンの店に行ってみたいものよのう。
そろそろ年齢的、健康的な理由から、あんまりラーメンを食い歩くことはできなくなってくるので、うまい和歌山ラーメンというのを調べて行ってみたいものだ。
奈良?・・・典型的な地方都市のラーメンですよ、ははは・・・。(涙)
まぁ、それなりにおいしい店もあるんですけどね。