火星の月の下で

日記がわり。

△近畿圏居住者としては、使いづらい関空

「航空不況はすでに底を打った」――国際化する羽田に挑む、関西空港の戦略
首都圏が立地の悪い成田から羽田に軸足を戻しかけているというのに、関西ではあの不便な関空で勝負をするという。
トップとしてはこういわざるをえないんだろうし、私は経済の専門家でもなんでもないからひょっとするとその通りになるのかもしれんけど、とにかく関空は立地があまりに不便。
あんなところがハブ空港になったって、近畿圏居住者としてはちっともメリットがない。
距離が遠い、時間がかかる、というだけではない。距離が遠いと当然交通費もかかるのだ。
空港に着くまでに、リムジンその他でごっそりもってかれたら、もうそれだけで気分が萎える。
正直なところ、この奈良からだと中部国際空港に出たほうが利便性は高いんじゃないだろうか、と思うこともしばしばある。
大阪、神戸、京都は夜間が使えなくても伊丹、国内線なら加えて神戸という選択肢になるだろう。あんなに遠いところにある空港なんて、最初から選択肢からはずれてる、というか、関西の空港じゃないよ。
国内空港としては、伊丹か神戸を利用、国際線としては、中部を利用、というのが、近畿圏居住者の選択になるんじゃないかなぁ、それくらい関空は不便である。
橋下大阪府知事が「伊丹廃港案」なんてのを出してるのをみると、庶民いじめにしか見えないよ、まったく。
理屈としてはわかる。
関空を軌道に乗せないと、ハブ空港化しないと、赤字の垂れ流しが未来永劫とまらない、なんとかこれを利用して立て直そう、という理屈は。
しかしあまりにも、近畿圏大都市居住者の利便性を無視してるんじゃないか、と思う。
騒音問題もあるだろう、夜間発着問題もあるだろう。
しかしそれでも関空という選択肢は、感覚的に中部や成田を使用するのとそう変わらないのである。少なくともあれは「地元の空港」ではない。