火星の月の下で

日記がわり。

ロリラノベ

ロリラノベを幼さの観点から考察する・・・という面白そうな記事があったので、読ませてもらった。
ロリラノベ、定義をどうするかでずいぶんと変ってきそうだし、こういう観点はまだそれほど盛んでないっぽいので、ちょっとよくわからないところもあるんだけど・・・なんかここに上がってるもの、全部読んでて、しかもかなり好きな『Shino』が上がってたので、ちょっと注目しておこう、ということで。
幼い女の子が主人公で、というと、とたんに萌え系バリバリの「男にとって都合の良い」ハーレム・ラノベ幼女版みたいになってしまいかねないので、ここでの線引きみたいなのは、けっこう良いと思う。
あとは主観かな。
わたしゃ『紅』はアニメから入ったので、ネガティブなイメージ(というか、あのアニメのキャラデは相当イヤだった)を持ってたけど、原作はかなり良かった、みたいな感覚だったので、たぶん逆だったらこの人が書いてるように、もっと好きな順位を上げたのかもしれない。
『Shino』に関しては、最初の2巻と、3巻以降の流れがかなり違うのだけど、わりとどっちも感性にあうなぁ。
最初の2巻は、けっこう殺人描写がちゃんと入ってたので、幼女モノに「萌え」だけを期待して入ってくると、ひょっとしたら「きつい」と感じる人がいるかもしれない。3巻以降でも血みどろ描写がなくもないけど、最初の頃に比べるとかなり少ないし、穏やかになってる。
私もあの殺人描写はそれほど受け入れていたわけではないけど、それを補ってあまりある志乃ちゃんの魅力、これにつきますな。
シリーズ後半に出てくる涼風真白の魅力もけっこうあったしね。
その他、『小学星のプリンセス』なんかはここに書かれている通り。
面白かったけど、こういうのをロリラノベに入れちゃっていいんかなぁ、という気はする。これは変化球だと思う。
ただこういうジャンルというか、嗜好性を絞って眺めてみる、というのは、これだけラノベが肥大してくると、けっこう重要かな。
ラノベがらみのことを書くと、以前『禁書』に関して、2008年に書いた内容と、2010年に書いた内容を同一に扱って、ついったでいちゃもんをつけてきた脳の弱い人もいたけど、こういう流れなら面白い。