火星の月の下で

日記がわり。

ゲゲゲの家計簿、第4話、第5話

ビッグコミックで連載中の『ゲゲゲの家計簿』、水木御大はアパート経営に見切りをつけて、神戸から西宮に転居。
そしてついにあの鈴木勝丸阪神画劇社が登場。
で、その阪神画劇社の絵がすごい。
アルミ屋根に板塀、淀川河川敷の「橋の下民族」でももうちょっとまともな家に住んでいるんじゃないか、と思えるくらいのすごい家で、このインパクトが強烈すぎる。
水木御大の描く、ライトを反射する夜の繁華街とか、便所の臭いが漂ってきそうな下町の描写とか、実に味があるんだけど、この阪神画劇社の絵もすさまじく強烈で、昭和20年代だったら、こういう家もあったのかもなぁ・・・と思ってしまう。
この連載を読んでいて、こういった町や家屋の情景には、感心させられることしきりで、どの程度まで89歳の御大の手が入っているのかは知らないが、この絵を見ているだけで、雑誌を購入した元手は十分とれているような気がする。
まだ「水木しげる」になる前、「武良茂」時代に義姉とともに、神戸新聞に取材されたことも出てくるのだが、ひょっとしたらデータベースに残ってるのかなぁ・・・。
ちなみに、うちの父はその頃、神戸新聞を購読していたはずなんだが・・・今となっては確認の術もない。