火星の月の下で

日記がわり。

◇団塊ならぬ段階の世代

団塊世代にノーベル賞受賞者がいないという事実
なるほど、これは面白い着眼点かな。
下の方にも書かれているけど、受賞年齢が老齢のことが多いので、これからだよ、というのは十分ありえるけど、現時点ではそういうことになるようだ。
単に2人ほど早い受賞者がいたからこうなった、と言えなくもないかな。
それにしてもこういう記事を読むと、1910年にノーベル文学賞を受賞したパウル・ハイゼのことを思い出してしまう。
ドイツ語のテキスト『L'Arrabbiata』(邦訳題名『片意地娘』)であまりに有名なこの作家は、19世紀中庸に活躍した作家で『L'Arrabbiata』も1853年の作品。
19世紀半ばに活躍し、文学史においては19世紀の短編作家扱いになるこの詩人が、なんと20世紀になってからノーベル文学賞の栄誉を受けることになる。ときに齢80。
最近はここまでの例はさすがに少なくなっているが、基本的には業績が実証された人から、というのが普通なので、今後受賞者が出てくる可能性もある。
しかしまぁ、現時点では「使えねー世代」ってことになるんかな。(笑)