火星の月の下で

日記がわり。

◇婚外子は区別されるべきか

某有名現役スケート選手(実名で書いてもたぶんOKだろうとは思うけど、この選手個人のことについて書きたいのではないので)が結婚を経ずにいきなり出産の報告をしたことで、少し世間がかまびすしい。
有名税の一つだとは思うモノの、騒がれてしまい気の毒なことではあるな、とぼんやり思ってたら、
誹謗中傷、執拗な取材……“出産告白”のスケート選手サイドが困惑
こんな記事が出てきて、なんだか憂鬱になるね。
欧州では21世紀になって婚外子の割合が増えてきて、結婚がオワコンになりつつあるという。
20世紀まではごく一部の国を除き、欧州でも婚外子の比率は著しく低かった。
社会制度の問題とかいろいろあったけど、ともかく結婚という制度があまり有効な社会的意義をもてなくなってきつつある。
翻って日本。
今回のこの記事を見ても、その心理的背景に「結婚を経ずに産むのは社会的によくないことだ」みたいなのが感じ取れるし、非難している連中とかはさらにそれがロコツ。
もともと結婚制度とか婚外子を法的に一段低い扱いにしてきたのは、女性を守るという側面もあったのだけど、昨今の社会を考えるとそういう要素は(少なくとも核家族がベースの都会では)希薄に感じられる。
私は婚外子でもいいと思うけどね。
少子化を止めるかなり有効な手段の一つとさえ思ってるくらいだし。