火星の月の下で

日記がわり。

○彦根城を世界遺産登録へ・・・という動き

【滋賀】「彦根城を世界遺産登録へ」、課題探る…県と市の勉強会が発足歴史的大敗さんのところから)
彦根城の世界遺産登録へ課題探る 県と市の勉強会が発足(一次ニュウス)
同一傾向のものは認められない・・・ってことらしいけど、どうなんかね。
選ぶのは白人だから、日本の城郭なんてどれも一緒に見えるんじゃないかな。
彦根城はまだひこにゃんがブームになるはるか以前、何度か足を運んだことがあるけど、確かに近世城郭の野性味というか、生々しいところが残っててすぐれた文化遺産だと思ったけど、はたして世界クラスかな・・・というのは少しある。
加えて同一傾向のものが選ばれないとすると、姫路城以上のものがないといけないわけなので、さすがにそれは厳しいんじゃないだろうか。
どの城が素晴らしいか、というのはけっこう日本人の趣向にあうと見えて、毎年なんからの本や雑誌が出ているような感じではあるが、やはり西洋的視点だと、姫路城のすばらしさ、美しさは群を抜いていると思う。
日本人はそこに歴史的背景とか、遺構の史実性とか見たがるけど、パッと見てわかる姫路城の美麗さ、詩的なまでの優雅さは日本が世界に誇って良いクラスなので、あれこそまさしく世界性だろう。
以下、具体的に書こうと思ったけど、他城と比較して書くといろいろ問題がありそうなのでやめておく。
彦根城の良さはそういった美しさではないので、ここで書かれている城下町と一体になった、という点にポイントが絞られるのかも知れないが・・・。
文面通り読む限りでは、かなり難しいだろうな。
この前の富士山でも、厳密には山岳信仰としての富士山が登録されたわけなので、観光に来てる連中なんかは正直排除していかなければならんと思うんだがなぁ。
その辺、経済効果で世界遺産云々ていうのははたしてどうかと思う。
むしろ逆のような気がするが。