火星の月の下で

日記がわり。

藤井新四段誕生

上で書いたように、史上最年少新四段の誕生である。
今日の時点で既に誕生日を過ぎて14歳になっていたようだけど、いづれにせよ史上最年少で、たぶんこの記録は今世紀、というのは言い過ぎかも知れないが、加藤→藤井(聡)の時間を思うと半世紀以上は更新されないのではないか。
なお各紙の報道で、加藤、谷川、羽生、渡辺に次ぐ中学生棋士の誕生としているところが多かったが、渡辺竜王は中学卒業と同時に新四段で中学生としてのプロ対局は一局もなかったのだから、この列の中に入れるのはおかしいと思うのだが。
従って私は、加藤、谷川、羽生に続く4人目の中学生棋士としておきたい。
加藤九段の最年少記録更新ばかりが取り上げられるけれど、唯一中学2年生でプロ四段に昇段した谷川十七世の記録にも並んでいたわけで、今後の成長ぶりがたいへん楽しみ。
最初にやってくる記録更新のチャンスは、加藤九段のC球2組最年少昇級記録と、最年少タイトル挑戦者*1および最年少タイトル*2あたりか。
(追記)
連盟の記録(p://www.shogi.or.jp/topics/news/2016/09/post_1452.html)でおもしろいことが書かれていたので、2点ほど追加。
・渡辺竜王は中学生棋士扱い。:公式ではこうなってしまうようだけど、中学生としてのプロ対局を一局もしていないのだから、この定義はどうなのかなぁ。
連盟に再考を求めたい気持ちである。
・「二見敬三七段(故人。1932年2月20日生まれ)は1948年に四段に昇段していますが、 昇段日が確定できないため、この表には加えておりません。」:とのこと。
現実問題としてはたぶんないだろうけど、数字上は表に入る可能性もある・・・のかな。
早行きみたいなので、15歳の可能性はあっても、中学生棋士の可能性はないようだが。
ただ、年少記録のベスト10には入ってきそう、ということか。

*1:現在の最年少挑戦記録は第55期棋聖戦における屋敷九段の17歳10ヶ月。

*2:現在の最年少記録は、第56期棋聖戦・屋敷棋聖(当時)の18歳6ヶ月。