火星の月の下で

日記がわり。

◎アニメに見る女の子の健康と男の子の健康

萌えアニメの認知度が上がって、男性向けアニメの大半が少女ヒロインになってしまって久しいが、最近描写がリアルになってきて、感じることが一つ。
「元気な女の子」は「元気な男の子」とは違う、ということ。
もっと厳密に言うと、「病弱な男の子」と「病弱な女の子」と違う、ということの裏返しとして、かな。
年齢にもよるけど、女の子が健康でないと言うとき、それは単に体力・筋力が低い、病気がちであるということだけではなく、生理的な内的不調という意味も含みうる。
男の子にはそれがない、もしくは無視できるほど小さい。
もちろん病気、貧困、先天的な欠陥とかも探せばあるだろうけど、それはこの共通社会の中の平均要素とは言いかねる。
それに対して女の子は、生理上の不調というもう一つの要素が加わるのに、健康である、活発である、積極的である、という時に、少年男子の健康描写とまったく同じになってしまっている、このことに対する不満。
誤解無きよう蛇足しておくけど、別に生理痛を描いてくれとか、女の子を何か異質な人間として描いてほしいというのではない。断じてない。
ただこれだけ昨今の描写がリアルになってくると、そういった目に見える性差だけでなく、肉体の内面にある性差も理解して欲しい、と思ってしまったり。
具体的な作品名や描写を書くと、文盲君がワラワラわいてきたりするので書かないけど、自分のメモとして、あるいは創作時の注意点として書き残しておく。