火星の月の下で

日記がわり。

○タイムトラベル禁止令

「中国がタイムトラベル禁止令(2011/04/12)」
(p://www.newsweekjapan.jp/foreignpolicy/2011/04/post-249.php

中国のタイムトラベル・ドラマに共通するのは、逃避という概念だ。
共産党に支配された現代の中国から、別の時代の中国に逃げ出す。
そこは時代遅れで奇妙な慣習があるものの、愛と幸せを見つけられる場所。
タイムトラベルは、制約の多い現代社会から自由になる夢の役割を果たす。
バカげた独裁体制から逃れる願望を描いたものとも言える。

・・・ということらしい。いささか古い記事だが。
「中国サブカルは日本を超える…と思ったら今も規制多数「名探偵は警察を侮辱」「タイムトラベルは現状への不満だ」」(togetter:1128675)
この記事で上記記事のことを知ったのだが、支那SFに関わっている人達からするとどうも常識というか、何を今更・・・だったようではあるが。
日本も含めて東半球のSFにはあんまり興味なかったからな、というのもある。(ただしSFアニメは除く)

今のところ、中国で規制されている表現は「超能力」「SF」「タイムトラベル」「政治問題」「組織の内部腐敗」「警察や官憲が無能と感じさせるもの(要は探偵によるミステリーもの)」「権力者や金持ちを滑稽に描いたもの」「近代の英雄とされている人物を滑稽に描く表現」
あと、「外国人が勝ち、中国人が負ける(中国人が悪役)の話」「国家体制に対して疑問を抱かせるもの」

つげったの性質上、なかなか裏をとりにくいところだけど、たぶんそんなにはずれてもいないだろう。
いろいろと勉強になるな、ただ残り少ない人生で支那人接触する可能性はかなり低そうではあるが。