火星の月の下で

日記がわり。

関口「和文独訳漫談集」を購入

本屋をうろついていたら『和文独訳漫談集』がなぜか語学棚ではなく文化棚のところにポツンとあったので、買って帰る。
昨年、2019年一月の刊行だが、もちろん復刊で、たぶん第三刊。
初刊が昭和8年というから1933年、第二刊が昭和32年(1957)である。
で、実はこの初刊、第二刊も持っているのだ。
もってはいるのだが、どちらももうボロボロで、特に初刊は大昔、まだ神戸・後藤書店があった頃に古書として買ったもので、そのときもう表紙は破れてるわとれかかってるわの、古書というより骨董状態だったので、今はもうページをめくるのさえ怖い状態。
第二刊の方はさすがに幼時だったのでリアルタイムで買ったわけではなく、三宮にジュンク堂専門書店というのができた頃に、語学棚の奥深くに、まるで隠されているかのごとくさしこまれていたのを引っ張り出してきて購入したもの。
一応新刊として買ったものの、その時点でたぶん20年くらいは経っていたと思うので(何年に買ったのかについては、記憶がおぼろ)けっこうくたびれていた。
一度通読してそれっきり、みたいな感じだったのだが、やはりこちらも初刊ほどではないにせよ、もうボロボロなので、この機会に買っておこう、と思った次第。

パラパラと通読してみたのだが、だいたい8割くらいは覚えてた。
やはり十代から二十代の前半くらいまでに読んだ本ってのは、記憶の片隅に長く残っているものですな。