火星の月の下で

日記がわり。

1973年、阪神タイガースの黒歴史

「【内田雅也の猛虎監督列伝(17)~第17代・】「迷宮」のなか、優勝目前の不可解用兵」
(ps://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2020/05/06/kiji/20200506s00001173020000c.html)
暗黒の昭和48年(1973年)阪神のドタバタぶりと、最終戦あたりでの劇的な敗走は、今でも明確に覚えている。
阪神ファンでもなんでもなかったが、当時から巨人は大嫌いだったので、いやいやながら阪神を応援していた。
この年には劇的になことがワンサカあって、プロ野球史上3大エラーの一つに数えられる池田のバンザイ落球、最終戦付近での阪神フロントが八百長でもしてんのかと思えるくらい意味不明な用兵と敗戦、そしてこの金田監督殴打事件。
阪神黒歴史というと、まず最初に上がるのが藤村監督排斥事件、続いて岸監督の追い落とし事件だけど、実際に同時代を生きて見聞きしていた限りでは、ワタクシにとってはこの昭和48年のゴタゴタが、阪神球団史上最悪の黒歴史だったという感じ。
そしてこの事件3つ、すべてに金田正泰がかかわっている。
この事件で金田を殴打した鈴木皖武権藤正利*1はともにこの事件で引退したが、権藤正利のように人柄が穏やかなことで他球団ファンにも知られていた選手や、鈴木皖武のような一軍半の選手がここまで激怒していたので、そうとう問題のある人だったんだろうな、というのは、当時強く感じていた。
なお、この金田正泰、金田姓で朝鮮生まれだが、在日とかではなく、れっきとした日本人。(金田姓は帰国後の改姓による)

*1:同じ佐賀県出身のアメゴン中日権藤とは別人。