火星の月の下で

日記がわり。

なのはについて少し・・・

一応、前回の第9話で、ティアナについてはほぼ解決したみたいななのはStrikers。
第8話ラスト3分の衝撃はけっこう強烈だったみたいで、いろんなところで分析が出ていたようだった。
ただまぁ、あの第8話に関しては、作画がちょっとやりすぎたのと、演者が違う方向にうますぎた、っていうのが大きかったためああいう衝撃的な画面になってしまっただけで、世界観としては、ちゃんと継承していると思ってた。実際、第9話でのまとめは予想通りだったしね。
問題なのは、「魔砲少女」としての側面で、これはもうStrikerSが始まる前から言われてたし、さかんにMADも作られてた。タイミングよく、ニコニコっていう発表の場が与えられたことによって、一気にヲタ界の耳目を集めてしまったようなところがあったけど、従来から言われてたことだった。
CMで熱血魔法少女・・・なんて言ってるくらいだから、魔砲少女として処理してもいいと思う。
このスタッフ側が、少女アニメとしての仮面を脱ぎ捨ててくれたことはけっこういろんな影響があって、最近はリリカルなのはを少女むけアニメ、なんて言う人はめっきり少なくなってしまった。
現今のStrikersを見ているとちょっと想像もつかないが、第1作の頃などは、「少女アニメを見る男子」というタームに対して「リリカルなのはを毎週見ていますがなにか?」・・・なんて返しをしている知能のユルそうなカキコがけっこういたるところにあったのである。*1
第1シリーズの頃から、もっと言うと、とらハOVAの頃から、リリカルおもちゃ箱の頃から、断じて少女むけではなかったはずで(少女アニメではあったろうけど)第1作〜第2作についても現今のStrikers同様、ヲタ男子むけのつくりだったはずである。ただ、「一応」少女むけの設定というか、可面を被っていたにすぎないわけだ。
少女むけアニメ、少女むけマンガに通じている、って思いたいのなら、BLに精通しているのが絶対条件になっていると思うのだが、そう思いたい連中は、そっちにはネタとして眼をむける以外はまずふりむかず、少女が主人公のものを愛好しているだけだったりする。でもそれって極めて平均的でライトな愛好家にすぎない、と思ってしまっているのだが・・・たぶん「少女むけアニメが好き」と広言している連中は、実は男性むけ少女アニメのトラップにかかってるだけ、ってことに気づいてないようなところが多く見受けられるのが、痛々しかったりしていたのだ。
横道にそれたので、なのはに戻す。
なのはが軍事アニメになってしまったことを嘆く論調もときどき見るのだけど、含みというか、仮面の部分を除くと、最初からギトギトあったと思うんだけどねぇ、そういう軍事色っていうか、社会バトルみたいな側面。
魔法少女の定義とかはする気なんて毛頭ないけど、小さな女の子の夢と不思議がつまってて、なんてのを期待していたとしたら、ちょっとそれは畑違いなんじゃねーの?・・・とか思ってしまったり。
そもそも女のこの夢がいっぱいにつまってるのなら、それは美少年と美少年のムフフな話だろう、と思うんだけどね。それでなくても、イケメン賛美、キモヲタ死ね!、が正しい少女の夢だと思うぞ。(笑)
なのはがバトルアクションの可憐なヒロインになってしまっている、っていうのは、少女むけの仮面をかぶっているとか、男子むけの、男性アニメの手法になっているとか、そういうこととは関係なく、サイキックバトルアニメの良い要素になっている、というのが私の今までの感想。
特に第2期におけるヴォルケンリッターとの戦いは、サイキックバトル部分だけなら、BLEACHまではいかないが、幽白程度の面白さはあったと思う。
今回も、魔砲少女としての砲撃戦、各種魔法というサイキックパワーによる超人戦闘とかにすごく期待しているのだ。
特に今期は集団戦の様相が一層濃くなってきたし、構成人員も増えてきたので、かなり楽しみである。
なんか全然まとまりのないバラけた方向に行ってしまったけど・・・・まぁ、日記がわりの生活メモなんで、これで書き投げしておこう。(笑)

*1:誤解のないように念押ししておくが、リリカルなのはを見ていることが悪いとか、あるいはそれを批判しているって意味ではなく、それを少女むけアニメと認識していて、なんら疑いを感じていないナイーブさに対して、ということである。