火星の月の下で

日記がわり。

ヴェルナー・エールマン

書架の方ではなく、普段使っている本棚の方を整理してると、奥から
・Die Musik des neuzehnten Jahrhunderts(Werner Oehlmann)
の文庫本が出てきた。
『19世紀の音楽』(ヴェルナー・エールマン)ということで、パラパラ拾い読みしてみるつもりが、夕方たっぷり読み込んでしまった。
ことさら目新しいわけでもなかったんだけど、あんまり音楽評論関係の原書は持ってなかったのと、久しぶりだったので、ということで、読みこんでしまった。
で、エールマン、つったら、フルトヴェングラーの伝記とか書いてた人かなぁ、と思って簡単に検索してみると、『ベルリン・フィル物語』の著者だったようだ。
しかし呼んでみると、ベートーヴェンに始まり、ワグナーによって盛期を迎えるドイツ浪漫派管弦楽の高揚が、日本のクラシック音楽愛好家に与えた影響、というのが、かくも大きいものだ、というのを今更のように教えてくれますな。
ワタクシ的には、ほとんど巻末近くにあった「Brahms und Bruckner」の章が一番面白かったけどね。
それにしてもこの本、なんで書架じゃなく、こっちに紛れ込んでたのかなぁ・・・。