火星の月の下で

日記がわり。

○『素浪人月影兵庫』時代劇チャンネルで再放送!

『素浪人月影兵庫』時代劇チャンネルで再放送!
おおお、なんかすげー嬉しい。
以前、私の好きなテレビドラマ・ベスト10の中にも挙げておいた、モノクロテレビ時代劇屈指の名作『素浪人月影兵庫』が来月5日から、時代劇チャンネルで放送してれるらしい。なんかもうむちゃくちゃ嬉しい。
本作の続編『素浪人花山大吉』の方は、カラー作品ということもあって、ときどきU局のお昼の時代劇枠なんかで再放送されることがあるんだけど、本作の方はモノクロということもあって、滅多に再放送されない。それだけに喜びもひとしおだ。
『花山大吉』と『月影兵庫』は、ほとんど名前を変えただけ、といってもいいくらいのそっくり作品で、主役の2人、近衛十四郎と品川隆二の2人もそのまま、品川隆二の「焼津の半次」は前作からそのまま、ということで、事実上の第2部状態だったのだが、若干違ってたのが、兵庫と大吉のキャラづけ。
月影兵庫は大の酒好きで猫が苦手、花山大吉は大のおから好き、というキャラづけで、剣豪が「おから大好き」という意外性もあってコミカルな要素は花山大吉の方が強かった。
だが、苦手なものがある、というのはキャラづけにとって重要なことで、この猫嫌い、というのが、ときにピンチを招くこともあって、兵庫のキャラクターに実に良い味付けを付け加えていた。
そのこともあって、しっかり弱点のある月影兵庫の方が、剣豪のおから好きというギャップで笑わせてくれた花山大吉よりも好きだったのだ。
加えて、比較的シリアスだった、と言われる、前半の第1部は、見ていたりいなかったりで、かなり記憶も朧なのだ。その意味でも楽しみだし、記憶を補充しておきたい。
それにしても品川隆二・・・若いなぁ。
もともと2枚目で現代劇から出てきた人。後年、カルト特撮なんかでもチラチラ出てて、そのつど「おお!」と思ったのを思い出す。