火星の月の下で

日記がわり。

◇ネット記事への感想。

まず、ここ。
そろそろネット住民の反パチンコ論についてひとこと言っておくか
うーん・・・なんか妙にひっかかる記事であるな。
パチンコを廃止しろ、なんて言ってる人はごく少数だと思う。
みんなパチンコの換金システムにメスを入れろ、と言ってるんじゃないの? 法律的には賭博なんだし。
たしかに、半島マネーとして吸い上げられている、という感情的な反対論もよく目にはするけど、根っこはこの換金システム。
縁日なんかで出てくる、スマートボールやパチンコ台、パチスロといった、換金システムがまったく存在していない台まで禁止しろ、なんて言ってる人はほとんど統計上の誤差レベルの少数しかいないと思うんだが。

そして、同じ派閥の中では、その日勝った人が派閥の仲間にコーヒーを振る舞うなど、頻繁にコミュニケーションの機会が持たれ、今日は誰が来ていて何回当たったとか、来てない人はどこそこに行っているとか、そういう話をのべつ幕なしにしているのだそうだ。

これをコミュニティ、と言ってしまうのはものすごく怖いんだけど、この人はそれに気づいてないのかな。
金がからむ人間関係の怖さ、というのは、ある程度の社会経験があれば、容易に想像がつきそうなもんなだけど。
学校の教室なんかとはまったく違う闇がのぞいている。
後半にパチンコが暴利か?・・・とも書かれているんだけど、問題になっているのは暴利かどうか、ではない。その違法換金システムにある。
従って、換金システムさえ存在しなければ、ほとんどの人が文句は言わないと思うよ。
文中、ゲームセンターの費用と比べているところもあったんだけど、ゲーセンにはパチンコみたいな換金システムは(少なくとも公式には)ない。
かなり意図的な誘導を感じてしまうのう。
もうひとつ、ここ。
佐々木俊尚氏「誰ももうポプラ社を信用しない」
以前書いたように、アラスジを読んだけだけなので、あの小説の善し悪しについては触れないけど、この一件をもって、

ポプラ社はこの一瞬は大量販売して勝ったかもしれないけど、読者や書店とのエンゲージメントを無視したしっぺ返しは必ず来ると思うよ。だって誰ももうポプラ社を信用しないもの。

こう言っちゃうのは、いかがなものか。
下の方で別の人によって少し書かれているけど、児童文学になじみのある者にとっては、ポプラ社って、ものすごく大きな、そして信用されている名前なんだよなぁ。
この一件と、児童文学におけるポプラ社の重みなんて、とても比べられない。
たぶん佐々木さんは、児童文学なんて、まったく眼中になかったんだろう、残念なことだ。