火星の月の下で

日記がわり。

作家の難易度

ラノベ作家になるのは簡単なのか?
ちゃんと考えてみると、かなり面白い問題ですな。
ワタクシは文章の方でプロだったことがないので(音楽系、テクノ系の解説、ペット系等で小遣い程度をもらったことはあるけど)あくまで「下から見て」いての感想だけど、いろいろと示唆に富んだ内容かもね。
もっとも、簡単か難しいか、というのも、何と比較しているのか、どういう人間を想定しているのか、でかなり変わってくるとは思うけど、一応前提として、
・文学・文章系全般(純文学から娯楽、官能、ラノベ等全て)の中で比較。
・特殊な地位、立場があって、それで書けるというのではなく、一般の人が修行して書く。
この2つの前提で考えてみれば、比較的簡単な部類ではないか、と思う。あくまで「比較的」ね。
最近は年齢制限を行っているところもあるので、全ての人に対して開かれている、とはいいかねるところもあるので「かなり」簡単とまでは言えないだろうし、倍率が上がると運の要素もからんでくるので、絶対的な意味で簡単とは言いかねるけど、それでも文学全体から見ると、まあまあ簡単な部類じゃないかな、と思う。
難易度が高い方の文章作品になってくると、下調べや整合性だけで相当の年月、労力を要することもあるし、目が痛くなるような校正も必要になってくるので、それらに比べるとまだ簡単だと思う。
もちろんこの「簡単」というのは、作品の優劣でもなければ、商品としての量の多寡ではないのは言うまでもないが。
あと、こういう論議になると、そのジャンルの代表作を出してきてどうこう言う人が出てくるけど、そのジャンルの「一流になる」と言うのではなくて、そのジャンルの中に潜り込む、ということが論題なのだから、有名作を出してくるのは見当はずれ。
かといって底辺でも比較にならない、つまりどんな駄作だと思っても、デヴューの時は何かしら評価されるものをもっていたわけなので、厳密には中堅以下のデヴュー作で比較すべきなんだけどね。
底辺・中堅ではないけど、他の文学賞、群像、新潮、乱歩賞、なんかの新人賞をどのくらい読んでるのか、それがないと比較材料にならんと思うんだけどな。