火星の月の下で

日記がわり。

直木賞に思う

芥川賞直木賞が発表されたわけだが、この両賞発表時の時にいつも思う、直木賞の大賞ジャンル、大衆文芸。
芥川賞はなんとなくわかるのだげと、直木賞の方が、どうも時代を見ていないんじゃないか、と思い始めて数十年。
昭和の頃は、おかたい芥川賞、やわらかい直木賞、みたいな感じだったけど、今世紀になってからあんまり区別というか、差を感じないんだよなぁ。
大衆文芸と言うからには、広く読まれていることが前提なはずなのに、一部の文学プロパーを除きほとんどの人が知らない。
芥川賞はそれでもいいと思うけど、直木賞ははたしてこれでいいのかな、という気がいつもしているのだ。
大衆文芸っていうのなら、ライトノベルに売り上げが負けてる作品から選んじゃいかんでしょ。(笑)

直木賞こそ、ラノベやその近縁ジャンルから選べよ、と思うこともしばしば。
ラノベはメディアミックスや挿絵の力も大きいので、大賞の範囲には入らない、という観点というか意識がはたらいているんだろうけど、だったら「大衆文芸」って何よ、という気持ちになってしまうのう。
もっとも「悪役令嬢モノ」や「異世界ハーレムもの」が候補に入っても、いかがなものか、という気がしなくもないのだけど。