火星の月の下で

日記がわり。

◇奈良県には高層ビルがありません

なにげなくWikipediaの記事を斜め読みしていたら、こんなリストがあった。
各都道府県で最も高いビルの一覧
この中で奈良県の最高層ビルが46mで、ダントツの最下位。
最下位と書くとダメなように聞こえるが、これはむしろ誇っていいのではなかろうか。
東京や大阪のような大都市部ならともかく、田舎県というか、そんなに住宅地なり商業用地なりが不足しているわけではない県としては、高層建築は無駄の一語。
地震の問題もあるし、何より景観がよろしくない。
必要もないのに作る必要はないだろう。
たしか奈良は条例で高さの上限も決めていたはずで、たまたまこうなっているのではなく意識的にやっているのだ。どうかこういうことはしっかり続けてほしいものであるな。
皇居が奈良に帰ってきて遷都、その結果とんでもなく人口が増えてしまう、なんてことにでもなればまた別だけど、まず実現性はないし、まさに杞憂。
遺跡それ自体の総数ではなく、未発掘の遺跡数ならばたぶん全国一だろうから、その意味でも高層建築はやめてほしいものであるな。