火星の月の下で

日記がわり。

▼ギリシァの恫喝

ギリシャがユーロ離脱の波及警告、「次はスペインとイタリア」

カメノス国防相は「もしギリシャが破裂すれば、スペインとイタリアが次だ。
そしていずれドイツも破裂する」と警告。
「われわれは問題をユーロ圏内で解決をすべきだが、ギリシャが負担を払い続けることはできない」と訴えた。

借金は、貸した側より借りた側の方が強い、を地でいく暴れっぷり。
ただ国家間のことなので、この危機がユーロ離脱でいったん解決するとして、次に危機に陥ったとき誰も助けてくれなくなる、ということの方が恐い気もするんだが、今が壊滅的危機状態なのでそんな未来のことなんか言っていられない、ということなのだろうか。
牙むいてるのはギリシアの方だと思うんだがなぁ、個人的には。
国家間のことなんだから働かない国民性とか、商習慣なんて言い訳にならないよ。

またギリシャは、3次金融支援を必要としていないと述べた上で、「1953年のロンドン会議でドイツが認められたような債務の棒引きが要る」と語った。

ただまあ心情としてはこういうことを言い出してくるのは理解できる。
でもそれ、そのとき何も言ってなかったのだったら無効だよね。
この報道の文面を見る限り、ギリシアの方が無茶言ってる感じかな。
とはいえ、

カメノス氏はまた、欧州連合EU)がウクライナ危機をめぐって対ロシア制裁を発動しているため、ギリシャは損失を被っていると主張。
ギリシャEUから補償を受けるべきだとの見解を示し「そうでなければ、ギリシャは対ロシア制裁に参加しないし、参加できない」と強調した。

このあたりは若干共感してしまうところ。
ウクライナ危機って、当時の親露派大統領を暴力的に追い出してしまったウクライナ側からの仕掛けだったので、ロシアを非難する西欧の主張にはちょっとどうなんかなぁ、という気がけっこうしているので。