火星の月の下で

日記がわり。

○若い女の8割が消える〜少子高齢化の未来

「「若い女性の8割が消える」地方自治体のゾッとする未来」
(p://gendai.ismedia.jp/articles/-/52032)

私は週に3〜4ヵ所ほど地方に出かけて話をする機会があるのですが、そのときには「この町はね……」となるべく個別具体的な話をするように心がけています。
どこに行っても最初は「この町の人口は2100年には○○人まで減るんだよ」と話します。
するとちょっと驚いてくれるんだけど、すぐに「でもいいか……総人口の2割くらい減っても」なんていう反応になるんですね。
そこで「総人口は2割しか減らないかもしれない。
でも20代、30代の若い女性は8割減るからね」と言うと、さすがにギョッとするんです。
子供を産んでくれる女性が8割も減ったら、町が成り立ちませんからね。
ここまで説明していかないと、なかなか危機感を共有してもらえないんです。

これはなかなか良いたとえ。
全体の数字だけ見てると、その中にあるものがピンと来ない、という例かもな。
人工の縮退そのものはそれほど悪いことでもない。
江戸時代の総人口が二千万くらいだった、なんて話を聞くと、今は多すぎるだろ、という気になる。
問題は人口減少にあるのではなく、若年人口の減少なのだ。
同様に、都市部を主にして全国一律に減っていくのならまだしも、一極集中による吸い上げ状態になっている、このことが問題なのだ。