火星の月の下で

日記がわり。

女性棋士

里見香奈、女性初の棋士ならず 奨励会退会決まる」
(ps://mainichi.jp/articles/20180218/k00/00e/040/220000c)
羽生永世七冠、羽生国民栄誉賞、藤井(聡)中学生六段誕生と、昨年末から話題が目白押しだが、このニュウスもかなり歴史的価値がありそう。悲報の方向だけど。
女性棋士がなかなか誕生しない。
現時点で女性最強棋士である里見さんでも三段リーグを突破できなかった。
将棋についていろいろと言われている風評めいたものの中に、
「大相撲と将棋はプロとアマの差が大きい」
「終盤の時間が無い中で劇的な逆転を秘めている将棋は女性に不向き」などがある。
個人的には頭を使う卓上競技では、麻雀→将棋→チェス→囲碁・・・の順で女性に不向きだと感じているのだが、麻雀は女性プロも普通にいるので、やはり将棋が一番女性にむいてないのかなぁ、なんて気分になってしまう。
もちろん男女競技人口の差というものがあったので、これから女性にも将棋が普及すれば、将来囲碁程度とまではいかなくてもそこそこ女性棋士も出て来てくれる、とは思っているのだが・・・。
現在東西の奨励会員の女性数を見ると、まだまだ先になるのかなぁ、という気持ちになる。
里見さんについては「出雲のイナズマ」時代(中学生の頃)に奨励会ではなく、女流棋士の方に入ってしまったのが失敗だったと今でも思っている。
あの時、奨励会6級からでもスタートしていれば十代の内に三段リーグに入ることもできて、なんとかなったんじゃないか、と。
ともかく、里見さんは女流の中では現在トップランカーだし、女流棋戦の方で良い棋譜を残していってくれるよう期待しています。
またもう一人の女性三段、西山さんにはぜひがんばってほしいものでありますな。