火星の月の下で

日記がわり。

かつて阪急ブレーブスのファンだった・・・

またも負けたか八連隊・・・じゃなく、またも負けたかオリックス
交流戦前に、リーグ最下位を爆走中。
そしてついにセ・リーグ最下位球団より勝率が下がってしまい、12球団最弱状態へ。
ローテーション投手が二人も抜けて、しかもそのうちの一人がかつて優勝できなかった年にMVPを取ったエース格だったのに、一気に年俸を5億も下げるという暴挙に出て、愛想つかして出て行かれた、という失態のような人事をやってたので、開幕前からどの評論家もほぼ最下位予想で、まさにその通りになりつつ。
一応阪急の暗黒時代(昭和30年代)をうすぼんやりと憶えている身としては、その時以上、たぶん昭和11年の球団創設以来最大の暗黒期に入っている、という印象だ。
今シーズンが始まる前、なんでローテーション投手を二人も出したんだ*1、というインタヴュー記事も読んだんだけど、フロントが「若い戦力が台頭してきているので戦力ダウンとは考えていない」なんて応えていたりで、もうあかんな、という感覚になってた。
優勝を狙えるほどではないとは言え、あれほどの投手陣を持っててこんな位置を独走してしまうっていうのは、どう考えてもフロントが悪い。
阪急から球団を譲渡してもらってから、フロントは「阪急色」を消すことにやっきになってた。
最初の頃こそ球団経営のノウハウがわからなかったから、スタッフを残したりしていたけど、しばらく経つとスタッフからも一掃されていって、球団名の改称、敵だったチームの名前までつけてしまうありさま。
幸いなことに、それでもまだ少し残っていた阪急の遺産とイチローというスーパースターが現れたことで95年~96年に優勝できたが、以後、ひたすら阪急の色を消していって暗黒街道まっしぐら。
私が「かつて阪急ファンだったけど今のオリックスに愛着を感じない」という理由もこのあたりにある。
そのうちまた身売りするんだろうけど、たぶんフランチャイズも変わっちゃうんだろうな・・・。
そうなると、かつて3球団もパ・リーグにあった関西球団が一つ残らずなくなってしまうので、もうファンではなくなっているとは言え、けっこう辛いものがある。

*1:西の方はFAだったので「勝手に出ていった」という感覚かも知れないけど、西だって金子同様、契約金額をちゃんと考えてやれば残留の可能性はあった。従って「出した」という表現はそんなに間違っていないはず。