20代の約４割が、童貞、処女

童貞ということばには男女双方を含むのだけど、使用方法としては男性限定みたいなので、念のため処女も追加しておく。

「なぜ40代は「若者の童貞化」を許せないのか？ 「ヤラハタ」という呪いがあった時代」
（ps://news.livedoor.com/article/detail/17180929/）
「ヤラハタ」･･･初めて聞いた。
1990年にとある雑誌の特集で広まった、てことだけど、記憶にないなぁ。
90年頃って仕事が忙しくてそんなものに時間さいてる暇がなかったってのもあるけど。
で、いくつか面白いものがあったので、それについて感想を少し。

国立社会保障・人口問題研究所などのデータを当たると、2000年ごろに20代の処女・童貞率が最低を記録している。

え･･･？
20代の未経験者が一番少なかったのって、終戦直後くらいの、十代でもバカスカ子供を産みまくってた頃じゃないの？
わしの学生時代（60年代～70年代前半）でも、それこそ性交してない人間を探すのが難しいほど皆やってたけどなぁ･･･ま、こういう統計的な話で「自分の周囲ではそうではなかった」という言い方をするのはちょっとどうかとは思うのだが、昔の方が若年者の性交が盛んだったんじゃないのかな。
40年以上教育関係にいるので、普通の人よりは二十歳前後の若年層との接点は多いと思うだけに。
それともこれ、2000年代から統計を取り始めてそれ以降、てことなんかね。
この時代でも未経験者が３割もいる、ってのは、十代ならまだしも20代ではかなり多い印象なのだ。
一方、現在のデータでは約４割が未経験者、これはめちゃくちゃ少ないように感じる。
体感ではとっくに５割超えてる感じだったので。
ただそれも都市部の感覚なので、地方とか田舎とかを含めて平均をとるとそうなるのかもしれない。

童貞をめぐる価値観には現在の20代と40代に大きな溝がある。

ここにサンプルとして取材した人間に情報摂取能力が低いだけなんじゃないの？
若い連中と話していると、現実の性交に興味がどんどんなくなっていってる、というのは年を追うごとに実感するけどな。
たぶんそういう世代と恒常的に接点がないのかもしれない。

だから40代の脱童貞を急かす言動は、ハラスメントとして映る。

これには同意、というか、わしらの時分からやたら性交の有無を聞いてくるオヤヂ層というのは存在していたので、ハラスメントの表現にはやりすぎのものも数多くあるけど、これはそうなっていってほしい気が大いにするところ。

若いころ夢見ていた、生涯独身層が一定数できあがり発言権を持つ、ということが現実化してきて、この点に関しては実はけっこう嬉しい情勢なのだ。