火星の月の下で

日記がわり。

コミケ呼称騒動~古くて新しい問題

コミックマーケット以外の即売会を「コミケ」と報じるのは... 準備会などがメディアに苦言」
(ps://www.j-cast.com/2020/08/17392271.html)
理念をも含めて、コミケとはいかなるものであるか?・・・と言うのはけっこう浸透してきたと思うのだけど、まだまだかなぁ、こんな記事が出てくるのは。
正確には記事に対して、ではなく、ここで取り上げられている放送メディアの無知かつ無神経な報道のありように関してではあるが。

ただ記事を読んでて

コミックマーケット」、「コミケット」、「コミケ」はいずれも、有限会社コミケット登録商標である。
有限会社コミケットは、これらの名称に関して、各国でも関連商標に関する権利を有しており、第三者が実施するイベントその他の企画で使用する許諾は原則行っていない。

あれ?・・・昔、九州でやってた「プチ・コミケ」っていうのは良かったの?・・・と少し思ってしまったのは内緒だが。

同人誌呼称問題は、1960年代の「がくまん騒動」の頃からある古くて新しい問題なのだが、かつては「登録商標」という概念がなかったので割とあやふやだったけど、今はその辺、意識も法整備もしっかりしてきているので、こういう間違い方は軽薄だな、と思ってしまうのでありました。
報道している側に「ちゃんと調べて伝えよう」という意識がまるでなくて「どうせガキの漫画ゴッコなんだから、適当に雑学っぽくやればいいんだ」みたいな感性も見え隠れすることが多い。
私論として書くけれど、同人誌を自分たちで作り、表現の場を持っている連中は、たとえそれが二次創作であれ18禁であれ、きさまらクソメディア、マスゴミよりも上等なのだよ。