火星の月の下で

日記がわり。

久秀・光秀の「ほんまかいな」

麒麟がくる』第34回、視聴。
なんとか松永久秀vs筒井順慶の大和争奪戦を和議に持ち込みたい光秀。
今井宗久の茶会で、久秀の説得を試みる。
光秀「なんとか順慶と戦争しないでもらえんやろか」
久秀「アホぬかせ、わしは大和が大好きなんや」
光秀「代わりに近江の国・滋賀郡やるで」
久秀「え?・・・え?」(目が泳ぎだす)
きみら、漫才コンビか。
面白かったです。

光秀が持ち出したその滋賀郡は、比叡山延暦寺攻めで光秀が信長から恩賞として賜った土地。
女子供は逃がしました、という光秀に信長が「聞かなかったことにする」
「他のヤツがそんなこと言うたら首はねるで」
とか、狂気の信長、人徳者の光秀を対峙させてたんだけど、史実の方ではむしろ光秀の方がイケイケだったはず。
当然製作側もそれは知っていただろうし、でも大河の主人公にそんなことさせれんわなぁ、という配慮もあったのだろう。
「現在の定説とは違うけど、視聴している人はいろいろとひとりツッコミしてね」と言ったところかな。
そもそも大河ドラマが史実べったりでなくてはいけない、なんてことはないしね。
花の乱』とか、昔はけっこう偽史みたいなことやってたんだから。