火星の月の下で

日記がわり。

赤鬼、逝く

阪神のブリーデン氏が亡くなられたらしい。
第一次吉田監督時代の1976年、故ラインバック氏とともに来日され、田淵ら三人でクリーンアップを打ち、猛打・阪神の中核を担った長距離砲だった。
報道にはこの3人の他、掛布氏の名前も挙がっていたけど、この頃の掛布はまだ新人から少し経った頃で、猛打阪神の主軸としては、ラインバック―田淵-ブリーデンの3人が打ちまくっていた印象。
猛打阪神というと、1985年のバースー掛布-岡田時代の方がインパクトが強いけど、クリンナップ限定だと、この76年から77年にかけての3人の方がトータルとしては上だった記憶だ。
何より3人とも長距離砲だったしね。(85年の打線に関しては、もう一人真弓がトップバッターで大暴れした、というのもあったし)

ともかく、赤鬼と呼ばれ、ガンガン本塁打を打っていたブリーデン氏の打撃は、今でも瞼の裏に蘇る。
阪神ファンではなかったんだけどね。
阪神の外人野手としては、それ以前だと昭和30年代のソロムコ、昭和40年代のカークランド、といたあたりに代表されていたけど、どちらも中距離砲で、このブリーデンとラインバックの登場によって、ようやく阪神にも、長距離砲の米国選手が来たか、といった感覚だった。しかも2門も。

日本でのプレーに感謝しつつ、合掌。