火星の月の下で

日記がわり。

海外で生きるには・・・

「海外勤務経験者「日本国籍で日本で育った子どもが日本以外で生きるのはほぼ無理」「子どもが海外でも生きていける力を」と考える親に伝えたい」(togetter:1772732)
表題がこれだったので、精神的なことを言ってるのか、と思ったら、ビザの問題でした。なるほど。
いろいろと意見が書かれてるけど、実体験からの物が多くて、納得することしきり。
確かに日本は恵まれている。
最近「親ガチャ」なる言葉がネット上を賑わしていたけど、国ガチャでAかSをひいているわけなので、そういう議論は意味がない、と思ってた。
海外の危険性、これってバブル以降、日本人はそうとう鈍くなってるよね。
昔は、というのは高度経済成長が止まる頃くらいまで、の意味だけど、外に出ていかないと生きていけない人は、確かに一定数いた。
彼らがその後帰国して、外から見た日本社会を語るようになってから、聞いている側の方に、国内の延長として海外を見る連中が増えてきた。
つまり、言葉が違うだけで、国内と一緒、英語さえできればいいんでしょ? みたいな感覚。
違うんだよなぁ。

政治家連中でもグローバルがどうのこうの言う連中が少なからずいるけど、ほとんどが海外生活の未経験者。
経験者であっても、一般化しづらいかなり特殊な分野、環境。
日本人が戦争でインフラを破壊されて、ぐちゃぐちゃだったところから立ち上がってきた、そのあたりの記憶がある人たちがいなくなりつつある現代、こういう意見はしっかりと聞く耳を持たなくちゃいかんのだろうな。