火星の月の下で

日記がわり。

老齢化すると、選挙が楽しみになる

若年層が選挙に行かないから、政治が年寄りの方ばかり見ることになる。
良く言われることだけど、実際自分がその高齢者側、老齢側になってみると、それ皮膚感覚の上でもわかってくるようになる。
定年になって、子どもの自立、年上層の死別など、身の回りの家族も少なくなっていって、時間がやけに余る。
そんな中一定期間を置いてやってくる、選挙シーズン。
ちょっと外に出て看板を眺め、当日は朝早くからいそいそと出かけていき、夜になったら結果を見る。
これってけっこうなイベント感覚なんだよな。
周囲に何か双方向的な刺激がなくなっているとき、これは確かに興味を惹かれる。若い時以上に。
実際は双方向などではなく、あくまで「双方向的」にすぎないんだけど、自分の一票が何か影響を与えるかも、と思うのはこの「双方向的」な感覚にさせられているのではなかろうか。
現実には老人の一票や、組織も何もないところの一票なんか、誤差にすらならないのだけど。

しかしそれでいいのだ。
外に出て歩けば健康にも良いし、候補者の素性や公約を読むと、頭のリフレッシュにもなる。
もちろん程度問題で、周辺の人間に自分の推す候補者を薦めまくったり、薦めるだけならまだしも暴力的に投票を迫ったり、自分の推す候補者と違う候補者政党に投票する人に危害を加えたり、不愉快にしたり、そういうことさえしなければ、つまりマナーを守ってやってる分には良いことだと思うけどな。

ちなみにうちは地方都市の郊外、僻地とまではいかないが田舎には違いなくて、投票所までけっこうある。
それの往復だけでも若干の運動になるかな、という気がしなくもない距離だ。
それとは逆に、私と政治信条が全く違う地方議員の事務所が家の近所にあって、選挙シーズンになるとかなりうっとおしいのだが、まあ家に突撃してくるわけでもないので(東京に住んでた頃は、たまにあった)我慢できる範囲かな。
実はここに引っ越してきてから某保守系地方議員の後援会に入ったのは、この左系事務所が近くにあってけっこううざかったから、というのも、かなりある。(笑)
とは言っても、この地方議員個人には入れてるけど、その母体政党には入れてないこともあったりするんだけどね。
世間的には儂も浮動票枠になるのかな。