火星の月の下で

日記がわり。

年取るとベートーヴェンがいろいろと気持ち良い

若い頃、そして中年になっても、ベートーヴェンはどこかとっつきにくかった。
しかし定年を過ぎ、年金生活者になって、日々衰えを感じるようになってくると、ベートーヴェンのパッションに満ちた音楽も心地よくなってきている。
もう今は、そういったパッションが内面に沸いてきづらくなってるからね。
同じ理由で、若い頃まったくひかれなかったヴァーグナーとかブルックナーなんかがかなり快適に感じるようになっている。
もっともベートーヴェンの第7番交響曲とかテンペスト、ラズモフスキーの第2番なんかは子供の頃から好きだったし、ヴァーグナーも例外的に『オランダ人』なんかはよく聞いていた。
ブルックナーも第3番とかもわりと好きだったし。

さすがに大好きなブラームスシベリウス、グリーク、ヴィヴァルディにとってかわる、というとこまではいかないが、それでも老齢になって好きなレパートリーが増えていくのは楽しいことだ。